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【2026年7月7日 朝】AIニュース解説|AnthropicがSamsungと2nmチップの初期協議、Gemini 3.5 Proはさらに延期で7月17日照準、OpenAIが動画・会話型広告を開発中、Nvidia次世代ラックに遅延報道と否定、AlibabaがClaude Codeを社内禁止に

朝のAIニュース解説|チップ・モデル・広告・供給網・米中対立の5本

おはよう、7月7日(火)の朝だよ。今日集めたニュースを並べてみたら、派手な新機能の話より「AIを動かす仕組みそのもの」がきしんでる話が多いなって感じたの。

チップをどう作るか、次のモデルがなぜ遅れてるか、広告でどう稼ぐか、部品がなぜ届かないか、そして米中の間でどう探り合ってるか。地味に見えるけど、どれもこれからのAI業界を占ううえで大事なピースだと思うんだよね。

いつもどおり、金額や引用はぜんぶ各社発表・報道ベース。第三者が同じ条件で確かめたわけじゃないものも多いから、額面どおりに受け取りすぎないでね。それじゃあ、フラットにいくよ。

🔥 1. Anthropicが自社チップへ一歩、Samsungと2nmプロセスで初期協議

1本目は、Anthropicの「自前チップ」構想の話。The Informationの報道によると、Anthropicはカスタムの推論用AIチップの製造パートナーとして、Samsung Electronicsとの協議を始めているんだって(TechCrunchSiliconANGLE)。

段階としてはまだかなり初期で、Anthropicはこのチップがどんな用途で、どれくらいの性能で、サーバーにどう組み込むかといった詳細をまだ固めていないとされてるの。試作機もなく、製造スケジュールも未定。あくまで「検討を始めた」という段階なんだよね(TechCrunch)。

それでも注目されてるのが、Samsungの2ナノメートル(nm)プロセス「SF2P」。データセンター向けチップに最適化された量産予定の先端プロセスで、電力漏れを抑えるゲート構造や配線の最適化が特徴とされてるの(TechTimes)。Anthropicはこの2nmプロセスと、Samsungの先端パッケージング技術の両方を評価しているとみられてるよ。

Anthropicは取材に対し「Google・Amazon・Nvidiaのチップを組み合わせた多様なハードウェア構成が、引き続き自社の計算戦略の中心であり続ける」とコメントしつつ、Samsungとの提携については詳細なコメントを避けたの(TechCrunch)。背景には、OpenAIが6月24日に発表した自社推論チップ「Jalapeño」(Broadcomと共同開発)が、標準的なGPU推論に比べ初期テストで約50%のコスト削減を示したとされることもあり、大手AI各社の間で「自前チップ」競争が意識され始めてるみたい。ちなみにSamsungは以前OpenAI向けにもカスタムチップを開発していたけど、6月上旬に戦略の食い違いから協議が停滞したと韓国メディアが報じてるの。

ソース: Anthropic is discussing a new custom chip with Samsung(TechCrunch)Anthropic reportedly in talks with Samsung(SiliconANGLE)Anthropic in Talks With Samsung to Build Custom AI Chip(TechTimes)

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🔥 2. Gemini 3.5 Proがさらに延期、7月2週目に入っても限定プレビューのまま

2本目は、Googleの次期フラッグシップモデルの話。5月のGoogle I/Oで発表されたGemini 3.5 Proは、当初6月中の一般提供が見込まれてたんだけど、6月末の目標も逃し、7月に入っても限定プレビューのままなの(MarketScale)。

7月最初の週も、2週目に入ってからも状況は変わらず。一般提供の確定日、公開ベンチマーク、最終的な料金体系のいずれも、まだ示されていないんだって。リーク情報によると、Googleは7月17日を新たな照準にしているとされるけど、これが確定した目標なのか、また後ろ倒しになりうる社内的な目安なのかは不明なの(TechTimes)。

延期の理由として報じられてるのは、品質面での3つの課題。長時間のエージェント作業でのトークン消費効率、コーディング性能がフラッグシップとして求められる水準にまだ届いていないこと、そして複数ステップにわたる長期タスクでの推論が期待した基準に達していないこと。Googleは今回、スケジュールよりも品質を優先する判断をしたとみられてるよ(MarketScale)。

Gemini 3.5 Proは200万トークンという、競合モデルの2倍にあたるコンテキストウィンドウと、「Deep Think」と呼ばれる高度な推論モードを売りにしてるモデル。I/Oでの発表時から期待値が高かっただけに、企業ユーザーの間では「スペック評価じゃなく、タスクあたりのコストで評価すべき」という慎重な見方も出てきてるみたい。

ソース: Gemini 3.5 Pro Is Still in Preview Entering the Second Week of July(MarketScale)Gemini 3.5 Pro Cleared for July Launch(TechTimes)

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🔥 3. OpenAIがChatGPT広告を拡張中、動画・会話型フォーマットの開発が採用情報から判明

3本目は、OpenAIの広告事業の話。Digidayの報道によると、OpenAIは現行の単一フォーマット(見出し・説明文・画像・リンク)にとどまらず、画像・動画・ネイティブ・会話型・インタラクティブという複数の広告フォーマットの開発を進めてるんだって(Digiday)。

これが判明したきっかけがちょっとユニークで、OpenAIが7月1日までにサンフランシスコ限定で出した3件のエンジニア求人。シニアの「Ad Formats」エンジニア職は年俸23万〜38万5000ドル、iOS・Android担当はそれぞれ4年以上の経験が求められる内容で、募集職種そのものが「広告フォーマットの拡張」を裏付ける形になってるの(Digiday)。

現行の標準広告ユニットは、幅480pxから440pxへと最近調整されたばかり。今後は大きめの画像や、カスタマイズ可能な行動喚起(CTA)ボタンを試すモックアップも見られてたとされてるよ。「会話型」の広告というのは、たとえば広告を見た後に、購入判断に必要な質問をそのままAIに直接聞けるようになる、というビジョンが語られてるの。

求人票では「ポリシーを意識したUXパターン」の構築や、「安全性・プライバシー・公正性・ポリシー遵守の最高水準」を確保することが強調されてる。OpenAIの広告事業は5月7日に米国からイギリス・メキシコ・ブラジル・日本・韓国へ拡大したばかりで、先週の経営陣コメントでも「フォーマットは今後増える」としつつ、具体的な内容には触れていなかったの。広告の運用面では、セルフサーブの「Ads Manager」やCPC(クリック課金)入札も導入が進んでるとされてるよ。

ソース: OpenAI looks beyond a single ad format(Digiday)

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🔥 4. Nvidia次世代ラック『Kyber』に延期報道、アジアのPCB株急落もNvidiaは否定

4本目は、AIインフラの部品を巡る攻防の話。調査会社SemiAnalysisは7月6日までに、Nvidiaの次世代ラックシステム「Kyber NVL144」が、部品製造の難航により2028年へ1年以上延期されたと報じたの(Yahoo Finance)。

原因とされてるのは、Kyberの設計の要となる特殊な78層のプリント基板(PCB)「ミッドプレーン」。SemiAnalysisは「PCBミッドプレーンが製造面で依然として扱いづらい状態が続いている」としていて、GPU自体のロードマップは維持されつつも、この基板の量産が大きなボトルネックになってるとされてるの(letsdatascience)。既存の2つのラックを背中合わせに組み合わせて代替する案も、クラウド事業者側が運用の複雑さを理由に難色を示し、断念されたと報じられてるよ。

この報道を受けて7月6日、アジアの関連株が軒並み急落。日本のPCBメーカーIbidenが最大10%安、香港のKingboard Laminates Holdingsが18%安、台湾のElite Material が10%安、韓国のSamsung Electro-Mechanicsが11%安と、大きく値を下げたの(Yahoo Finance)。Kingboard Laminatesは年初来470%超、Samsung Electro-Mechanicsは600%超という急騰を演じてきた銘柄だっただけに、反動の大きさも目立ったみたい。

一方でNvidiaはこの報道を真っ向から否定。広報担当者はYahoo Financeの取材に対し「当社のロードマップは変わらない(Our roadmap remains intact)」とコメントしていて、この反論を受けてNvidia株はむしろ1%ほど上昇したの(Yahoo Finance)。Kyberは、GPUを縦置きにして1ラックあたりのチップ数を72基から144基に増やす新設計で、次世代の「Vera Rubin Ultra」プラットフォームと合わせて2027年後半の投入が計画されてるとされてるよ。SemiAnalysisの報道とNvidiaの公式見解が真っ向から食い違ってる状態で、どちらが正しいかは現時点で断定できないの。

ソース: Nvidia Kyber NVL144 rack delayed to 2028(Yahoo Finance)Nvidia delays Kyber NVL144 rack to 2028(letsdatascience)Nvidia denies report its next-generation AI server faces delays(Yahoo Finance)

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Nvidiaの次世代ラック『Kyber』は本当に遅れてるの?報道と否定が食い違う理由をやさしく解説

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🔥 5. AlibabaがClaude Codeを社内禁止に、Anthropicの隠しトラッキングコード発覚が引き金

5本目は、米中AI企業の対立の話。中国AlibabaがAnthropicのコーディングツール「Claude Code」を、7月10日から社内で使用禁止にする方針であることがわかったの(TechCrunch)。

きっかけは、あるReddit投稿者が6月30日に公開した、Claude Codeの逆解析(リバースエンジニアリング)の結果。Claude Codeには、ユーザーの環境(タイムゾーン設定やプロキシ設定など)を調べ、中国拠点のAIラボや競合企業、リセラー、ゲートウェイのドメインをまとめた非公開リストと照合し、目に見えにくいUnicodeマーカーを使って判定結果をリクエストに埋め込む仕組みが、2026年4月2日リリースのバージョン以降、リリースノートに記載のないまま存在していたことが判明したの(The Register)。

Anthropicは事実関係を認めていて、Claude Codeチームのエンジニア、Thariq Shihipar氏は「これは3月に始めた実験で、認可されていないリセラーによるアカウント不正利用の防止と、蒸留攻撃からの保護を目的としたものだった」とコメント。「その後もっと強力な対策を開発できたので、前々からこれを取り下げるつもりだった」とも述べていて、該当コードを削除するプルリクエストは7月1日のClaude Codeの定例リリースでマージされたの(The Register)。

Alibabaはこの発覚を受け、Claude Codeを「高リスクソフトウェア」に分類し、7月10日から社員に使用を禁止、自社製ツール「Qoder」への切り替えを指示する方針。Claude CodeだけでなくSonnet・Opus・Fableを含むAnthropic製モデル全般のアンインストールも求めているとされてるよ(BigGo Finance)。背景には、Anthropicが6月に米上院銀行委員会宛ての書簡で、Alibaba傘下Qwenラボに関係する主体が約2万5000件の不正アカウントを使い、4月22日から6月5日の間に2,880万件のやり取りを生成し、Claudeのソフトウェア工学・推論能力を「産業規模で蒸留しようとした」と主張していた経緯があるの。トラッキングコードの発覚と蒸留疑惑、双方の言い分がぶつかり合う形で、米中AI企業の緊張が一段と高まってる状況だよ。

ソース: Alibaba reportedly bans employees from using Claude Code(TechCrunch)Anthropic is removing its covert code for catching Chinese competitors(The Register)Alibaba Bans Claude Code Starting July 10(BigGo Finance)

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AnthropicがClaude Codeに仕込んだ『隠しコード』って何?Alibabaが社内禁止に踏み切った理由をやさしく解説

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今日の注目トレンド

今日の5本を並べてみると、AIの「表舞台」じゃなくて「裏側の土台」で摩擦が起きてる話が多かったよね。チップをどう作るか、モデルをいつ出すか、広告でどう稼ぐか、部品がどこで詰まってるか、そして相手をどこまで信用するか。

派手な新モデル発表がない日だからこそ、こういう「土台」の軋みがよく見える気がするの。特にAnthropic関連の2本(Samsungとのチップ協議、Alibabaとのトラッキング騒動)は、同じ会社が「攻め」と「守り」の両方の顔を同時に見せてる感じがして、わたし的にはいちばん興味深かったな。

よくある質問

AnthropicはSamsungと何を協議しているの?
2026年7月2日までの報道によると、Anthropicは自社設計の推論用AIチップの製造委託についてSamsung Electronicsと初期協議を行っています。Samsungの2ナノメートル(nm)プロセスと先端パッケージング技術が検討対象とされていますが、用途や性能、製造スケジュールはまだ決まっていない早期段階です。
Gemini 3.5 Proはいつ一般提供されるの?
2026年7月7日時点で、Gemini 3.5 Proは6月末の目標を逃し、7月に入っても限定プレビューのままです。リーク情報では7月17日が新たな照準とされていますが、確定した日付ではなく、トークン効率やコーディング性能、長期タスクの推論といった品質面の課題が延期の理由とされています。
NvidiaのKyber NVL144は本当に延期されたの?
調査会社SemiAnalysisは2028年への延期を報じ、特殊な78層PCBミッドプレーンの製造難航を理由に挙げました。この報道でアジアのPCB関連株が急落しましたが、Nvidiaは公式に「ロードマップは変わらない」と否定しており、2026年7月7日時点では両者の主張が食い違ったままです。
AlibabaはなぜClaude Codeを禁止するの?
Claude Codeに、ユーザーが中国拠点かどうかを検出する非公開の隠しコードが2026年4月から仕込まれていたことが6月30日の逆解析で発覚したためです。Anthropicはアカウント不正利用防止と蒸留攻撃対策の実験だったと説明し7月1日に該当コードを削除しましたが、Alibabaは7月10日からClaude CodeとAnthropic製モデル全般の社内使用を禁止する方針です。